2008年9月13日土曜日

番外

9月12日私はここ数年の願いを実現するべく、べネズエラとブラジルの国境に位置するギアナ高地を訪れる旅に出発するはずだった。そこは高低差1,000mにも及ぶテーブルマウンテンが100を数え、世界最大の落差1,000m近い滝、エンジェルフォールがあるという。

期待に胸を膨らせて成田空港に到着してみると、搭乗予定のフライトはキャンセル。カラカスへの中継地ヒューストンにハリケーンが直撃する確率が高いという予報のためだ。ツアー主催会社がヨーロッパ回り、アフリカ回りも含めてあらゆる代替案の可能性も探ったが数時間後ついに刀おれ矢尽き、ツアーはキャンセル。

泣くに泣けない心境で帰宅する。今にして直前に古稀クルーズをキャンセルした郷画伯の気持ちがよく解る。

おまけに今夜は私のタイガースは広島に4-0の完敗。まさに踏んだり蹴ったり。

ああ、この年になっても人生はうまくいかない!

よし

2008年9月11日木曜日

古稀クルーズ(8)総括

こうして我々の古稀クルーズは、楽しく無事に終わりました。9月1日の夜は、Vancouverに戻り、中華料理店「麒麟」で打ち上げ会。Bob船長は回航を終えて8時30分頃レストランに現れました。

参加されたクルーの皆さんは、古稀を迎えて初めての一週間の非日常的体験をどう感じたでしょうか。

これからも心身を鍛えて、何時までも人生を楽しみたいものです。

本クルーズにご協力いただいたウインドバレー・セイリングスクールのBobさん、記念シャツのデザインをお願いした、パーティーフーの石井社長はじめスタッフの皆さん、そしてこのブログをお読みいただき暖かい声援を送ってくださった皆さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

よし

2008年9月10日水曜日

古稀クルーズ(7)9月1日 Secret Coveへ

最終日。本日も晴れ。しかし良い風がり、sailing日和。 目的地は下船予定のSecret Cove.
下船予定の12時まで2時間半付近の海域で最後のsailing。
風上に向かってカミングアバウトを激しく繰り返す。古稀の水夫はばて気味。

写真はヘルムを持つ綾部教授。この時今回のクルーズで最速の帆走スピード5.9ノットを記録した。
最終日となれば、綾部教授も自信満々。隣のBob船長も珍しく微笑で(つまり安心して)見守っている。

最後のクルーズを楽しむ菊地さんと塩川社長。うーん良い気分じゃ。


終着点のSecret Coveガ近づいてきた。 とうとうクルーズの終わり。

ドッキングして下船。お疲れ様でした。




Bob船長はここからVancouverまでシングルハンドで回航する。ご苦労様です。
有難うございました。

古稀クルーズ(6)8月31日 Smuggler coveへ

8月も終わりの31日。古稀の夏は晴天で終わる。
本日はSunshine Coastを南に下り、Smulgger Coveまで、風がある限り帆走する予定。

写真は昨日苦労したスターンライン。朝目覚めれば潮位が下がってご覧の通り。昨日はラインを掛けた木は海面すれすれだった。この状況であったらばもっと苦労しただろう。

釣り上げた魚をさばくBob船長。船長は万能である。ただし釣果は加納さん一尾。Bobさんも一尾。

出航して帆を上げsailing。加納ヘルムズマン。本日は微風。帆走、機走を繰り返す。
帆走中、カミングアバウト(風上に向かって90度の方向転換。)ジャイビング(風下に向かっての方向転換)の練習をする。老骨にはウインチワークはかなりこたえる。



晴天だが、風とまる。機走に移る。青空に校旗が。



Smugller Coveでも投錨し、スターンラインを。今度は綾部教授と私。昨日よりは手際よく処理する。
テンダーで上陸。




陸から見る海も素晴らしい。古稀の夏の終わりを飾るにふさわしい。





停泊するわがSilver Sea Star。彼女とも明日一日でお別れだ。




これが名シェフ菊地さん手にかかった魚。間もなく見事な料理と化す。




これこれこの刺身。Bob船長のリクエストだったかな。ビールもワインもうまい。
こうして今夜も酒と美肴。クルーズを終えて体重計に乗るのが怖い。

最後の夜も星空はきれいだった。

古稀クルーズ(5)8月30日Harmony Islandsへ

30日、朝から晴天。本日は午前中に上陸して往復3時間あまりのSechelt Rapidsへのハイキング。その後、久しぶりのシャワーをして、今夜の停泊地、Harmony Islandsへ向かうこととする。写真はEgmontの港に接岸しているわがSilver Sea Star。
Rapidを展望出来る岩の上で。後方に白波を立てているのがRapids。流れの速さはMaxで10ノットあまりに及ぶという。

展望を楽しんだ後、山の幸を採取する綾部教授。採取したberryはヨーグルトとともに朝食に供せられた。


一方海の幸を探す菊池さん。


役立たずの男性陣は岩の上で休憩。しかし良く見ると、Bob船長は遠くで何か探しているようだ。収穫はなかったようだが。


帰り道、ちょっと疲れて木漏れ日の下で休憩。


午後、Egmontを出航。程よい風が出てきて帆走を始める。風に向かいクロスホールドでヘルムを握る加納さん。なかなか堂に入っている。



続いて菊地さん。余裕の笑顔。綾部教授も後で笑っている。 その後交代でヘルムを握り数回カミングアバウトを試みる。ちょっとした労働だ。




わづかにヒールして進むヨット。女性陣二人は談笑している。約3時間のセーリングで目的地Harmony Islandsに到着する。碇を下ろし、スターンラインをとる。スターンラインは塩川社長と私が担当したが、結構大変だった。








時間があったのでBobさんの先導でスターン・ラインを取った島に上陸。牡蠣の採取。瞬く間にバケツ一杯の牡蠣が。


本夕も料理に励む女性陣。まさに日本女性の鑑と男性陣(この発言はセクハラにはならないのかな?)




その男性陣はひたすら料理の出来上がりを待つ。




今晩はなんと湯豆腐まで登場。こうなると日本酒も持ってくればよかった!





ムール貝と海草の味噌汁。今日菊地さんが採取したものです。うまかった。


古稀クルーズ(4) 8月29日 再びEgmontへ


 予定では、Prince of Walles Reach のMcmurray Bayまで航行、投錨して上陸、今夜は野外でバーベキューを楽しむはずだったが、あいにく天気は依然回復せず雨降り続ける。とても上陸しても楽しめる状況でもないので、衆議一決今日はEgumontまで戻ることとした。Malibu Rapidsの今日の潮とまりは午前11時、これを待つ間Malibuのキャンプ施設を見学する。



親切な案内人が内部を案内してくれた。見学を終わって記念撮影。中央の黄色い衣装のおじさんが親切な案内人。我々クルーが全員70歳と聞いて驚いていた。お世辞でも正直嬉しい。

引き続き航行。ヘルムを握る綾部教授。初めてのことで緊張感が漂う。



曇天の空にわが小石川高校の校旗がはためく。



Egmont港に接岸。今夜は船上でバーベキュー。この頃から天気は劇的に回復してきた。




往路スーパーで最上級のAAA肉を買ってきたのでなかなかうまい。健啖振りを発揮する綾部教授と、アルコールも程よく入りなにやら盛んに講釈する菊地さん。左手前の手は誰の?





「うーん、これはなかなかいける」と塩川社長。
Bob船長は次に食すべき肉を物色中。
こうして大量の肉をみなで食べきりました。
夜は満天の星。流れ星も見えました。





2008年9月9日火曜日

古稀クルーズ(3)8月28日 Princess Louisa

明ければ28日、しかし天気は思わしくない。天気予報も悲観的。Macdonald島のブイを離れPrincess Louisa marine Parkのドックに接岸する。

ドッキングを終えれば女性陣の作る豪華な朝食が準備できている。
男性陣「うーん、うちの女房に見せたいな、こんな朝飯食ったことがない。」
Bobクルーズとしても異例の豪華朝食でした。(これ以後も毎日)

上陸して若干の山歩き。その後Chatterbox滝見物。氷河が溶けて滝となっていてその水量は前夜の雨で一層勢いを増している。



ドックに接岸しているヨットを背景に記念撮影。

滝もバックにもう一枚。





テンダーをおろして湾内を遊覧。最近の雨でいたるところに滝が見え、近くで見るフィヨルドは大迫力でした。